2011年3月17日木曜日

6. 無題

国道17号の街灯が消えた。

街を歩いても日本中が節電に協力している。

こんな時だから、国民が一つにあるべきだし、呼びかけ以上に皆の「何か力になりたい!」
って意識が同じ方向に向いているのが見えてくる。


自分はライブハウスで働いているんだけど、今日のイベントは急遽チャリティーライブになった。
店側ではなく、企画者の意向でした。

学生には安くないレンタル代のはずだけど、売り上げは全て寄付するそうです。
交通も不便な中、50人のお客さんが来てくれました!

ライブハウスは公演の中止や延期が相次いでいる中、店を開けるのは勇気が必要です。
被災地からのバンドは勿論来れないし、親族が被災している人にとってはライブしている場合じゃないのも当然です。

余震を心配したり、電車がない、ガソリンがない、等でキャンセルも相次いでます。
それにエンターテイメント業界全体がだけど、「こんなときに遊んでる場合か」ってツイッターで叩かれます。


だけど、日本の為に出来る事を考えたら、僕は休んじゃいけないと思う。
もちろん、節電はしなきゃいけないけど、無駄な電気を使っているわけじゃなくて、バンドもライブハウスも仕事をしているんだ。

まだ救助を待っている被災者の命を最優先で救わなくてはいけないんだけど、被災してない人が出来ることは節電、募金、それに日本の経済を止めないことだと思う。僕らが救助に行ける訳ではない。


別に自分の生活費を心配しているわけじゃない。
なんならまだ働かなくても自分の家計は大丈夫だ。貧乏は慣れてるし売るものも有る。
日本人の貯蓄の平均を考えたら大抵の人は大丈夫だと思う。

でも、今だからこそ働かなきゃいけない。
金を稼がなきゃいけないし、使わなくてはいけない。
万一に備えて貯蓄したり、色々な心配や配慮から仕事を休んだりしている場合ではない。

ただでさえ莫大な復興費用がかかるし、株価も一斉に下がってるし、返せるのか分からない負債があるし、北から南から国土を削られそうになっている状況なんだ。
日本の将来を真剣に考えなきゃいけない!
別にこんな時にブログで政治批判してもしょうがないけど、日本全体で救助から復興に向かう際には、国防や外交や教育を考えて今の政権で本当に良いのか。

前回の政権交代は、長引く不況からの政治不信が一番の原因だったんだと思うけど、今は国土すら危うい状況になってしまった。
左に傾いている政治家は例の女性議員だけじゃないし、ほっといたら白い国旗が赤に変わるんじゃないだろうか。


話がずれたけど、言いたかったのは、節電、募金は意識次第で簡単に出来ることだから、今は働けない人たちの分までお金を動かす事も重要だと思う!ってこと。

あと、自衛隊や東電の社員が日本を救うために頑張っている。一般人の自分には応援しか出来ないから、出来ることをしようと思う。